〜今を大切にしながら、健康寿命を延ばしましょう!〜

2.高齢者は幸福度が低い?

健康寿命の話なのに、こんなスタートですみません。

私の身近なところから話を始めたいと思います。


         

私のつたない介護職の経験からの感想ですが、

はたから見たら決して不幸ではない利用者さんたちの発言に

表現方法はいろいろですが、私は不幸せだと嘆く方が、

一人二人でなくいらっしゃいました。


亡くなった母親も、そういうタイプの人でした。

社会参加がほとんどなく人とのつながりが薄い。

娘二人生活の応援をしている。生活するのにお金の心配もない。

特別運動習慣がなかったら、体力と体調は仕方のないことでしょう。


あれこれ心配し、何もかも楽しくない様子で

こんなはずじゃなかったと、齢を重ね

変化するいろいろなことを受け入れられませんでした 。


地元・宮城県岩沼市の資料が手元にあります。

堅苦しくてすみません。もう少しお付き合いくださいね。

第6期(平成27年度〜29年度)
岩沼市高齢者福祉計画・介護保険次行計画  計画の概要

その中に、私が感じていたことは市も感じていることなのだと

思った箇所があります。

高齢者を取り巻く本市の現状と課題 5つ上げているのですが、

その3つ目と、4つ目に

高齢者の社会参加が少ない

女性の健康寿命が短く、不健康な時間が長い


そこにはいろいろな理由があるでしょうが、

あまり体調も機嫌もよくない母親のような女性が

たくさんいるんだなと思いました。


このことは調べてみると、

高齢者は幸せを感じている人が少ないという

ちょっと悲しくなるような調査結果もあります。

「友達の数で寿命はきまる」人とのつながりが最高の健康法
石川善樹著  P76より
2005年大阪大学社会経済研究所アンケート調査
平成22年度版国民生活白書
日本人の幸福度に関する分析 内閣府

人生の最後の方の時間を、そんなふうに過ごしたくはないですよね。

母親だって、不機嫌で不満だらけの日々を

希望していたわけではなかったと思います。

どこが分かれ道になったのでしょうか?

心が前向きでない気持ちでいっぱいになってしまうと

目先のことしか考えられなくなります。

そこから抜け出せなくなるんでしょうね。


康寿命をのばして元気な時間でどんなことをしたいですか?

夢や目標は心が少しでも、前向きでないと考えられないのです。

その夢や目標をかなえるために、運動や食事に気を付けて

元気に過ごし健康で長生きをする努力ができるようになるのです。

「健康寿命をどう伸ばすか?」という方法論だけ、

たくさん出てきますが私は

まずは、心を整える・ごきげん力をつける。
         ↓
前向きな気持ちになる・生きる力が出てくる。
         ↓
中長期的な目標がもてる・夢ができる。
         ↓
そのために健康で長生きしたいと思う。

         ↓
結果として幸せな気持ちで、
健康寿命をのばすことになると思っています。


下を向いていても虹は見つけられません。

まずは心を整えるからはじめましょう。

揺れる心と向き合って、少しでも前向きに過ごすという思いが
健康寿命をのばすスタートです。



          



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